練習風景

当サークルでは、主に月曜日の18時から名古屋市障害者スポーツセンターで、車いすダンスの練習をしています。

主には社交ダンス(ラテン・スタンダード)ですが、創作ダンス、その他(ヒップホップ、フラダンス・・・)も取り入れています。
また、最近では、国内外のポップスに合わせて車いすダンスを踊ったりもしています。

車いすダンスの種目

スタイル

車いすダンスは、大きく分けて、コンビスタイルとデュオスタイルに分けられています。コンビスタイルは、スタンディングダンサーと車いすダンサー、デュオスタイルは、車いすダンサー同士が、ペアになって競技を行います。

クラス分け

車いすダンサーの障害の程度により、種目毎にクラスⅠ/クラスⅡに分けられます。おおよそ、上半身に障害があるとクラスⅠ、下半身だけの場合はクラスⅡに分けられます。

社交ダンス種目

車いすダンスの種目は、ボールルームダンスの種目と同じで、下記の通りです。

  • スタンダード(ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、ウインナーワルツ)
  • ラテンアメリカン(ルンバ、チャチャチャ、サンバ、ジャイブ、パソ・ド・ブレ)


リハビリ効果

上半身の動きから生まれる、ダンス特有のボディアクションは、内臓を動かすことにつながります。これは残存機能を高めるための優れた方法であると言えるでしょう。
また、ダンスは様々なリズムや音調を感じ取り、感情の動きや高まりをボディを使って表現します。この感情から発する動き(エモーショナルアイソレーション)もボディ深部に作用するのです。
上半身の残存機能をフルに動かすダンスは、リハビリテーションとしても高い効果を上げているのではないでしょうか。

車いすダンサーの変化

車いすダンスを通して多くの友人(特に障害のない人)ができ、社交的になり、また、おしゃれにも気を使うようになった方が多いです。そして、当サークルでは車いすダンスを通じて、健常者と障がい者の夫婦が二組誕生しました。
さらにダンスによって新たな可能性を見つけ、生きることの喜びと自信を持つことができると語ってくれた方が大勢いらっしゃいます。